「幕末・維新の人とことば」展@大阪城天守閣(2)

ヒジハラ

こちらの続きです。

すいません忘れていた訳では…訳では…


大塩平八郎に次いで見られて嬉しかったのは、江川太郎左衛門の書画です。


20181104



写真チラシの左上に富士が見えていますが、こちらが江川の自画賛。

「さとはまだ 夜深し富士の あさひ影」と自賛があります。

解説にあったのは以下。


江川は相次ぐ外国船出没による危機感から海防の強化を主張し、砲術をはじめとする西洋の進んだ技術の導入に取り組んだ。

これは老中水野忠邦の支援を得て幕政にも反映されたが、保守派の攻撃によって同志を次々と失い、水野が失脚した天保14年(1843)以後、忍従を余儀なくされる。

本品はこの時期、眠り続ける世の中への嘆きをこめて作ったとされる。



思わず涙が出ましてね…恥ずかしい…

隣にいた人めちゃびびってたわ。^^;

2011年に『蛮社の獄のすべて』という本が出ていまして、興味引かれるものがあるのだけれど未読です。

蛮社の獄も恐らく一般的には誤解の多い冤罪事件で、そもそも弾圧の対象になった尚歯会が蘭学グループと紹介されるのが間違っているとか言う、その、あれな感じの事件です…

江川や、川路聖謨も出てくるのではないかと思っていて、これはいずれ読みたい。


頼山陽、藤田東湖や梅田雲浜から、吉田松陰。

佐久間象山、榎本武揚、勝海舟の書も展示されています。


西郷、大久保、木戸の維新三傑。



20181104

木戸孝允


20181104

大久保利通


20181104

西郷隆盛



それぞれ性格が出ていると言うか…

木戸は型からはみ出ない感じの、優等生な感じの字だなあと(悪い意味ではない

それに比べて西郷と大久保は雄渾な印象を受けます。

西郷はこうした軸の字と、書簡の文字が本当に違う。

書簡は丁寧な人だったんじゃないかなと想像できるような字だと思います。

それに結構細かいのね。初めて見たときは随分印象が違うなと思いました。


字から受ける印象というと、吉田松陰は性格キツそうだなと昔から思っていたのだけれど、今回見た藤田東湖の字もそうでした。



20181122_2 

吉田松陰


20181122

藤田東湖



こう見ると藤田東湖はそうでもないかな?

吉田松陰の方は何だか極端な感じを昔から受けている。


将軍を初めとする殿様連中の和歌や書も出ていました。

松平容保の白虎隊の若者たちを想っての和歌にはちょっと涙が…あれはあかん…

近代は伊藤博文、陸奥宗光、品川弥二郎、山縣有朋、大山巌、東郷平八郎など。

松本良順のも来てたで。


関西では幕末~明治に掛けての書をこれだけ纏まった形で見られることはあまりありませんので、興味がある方は是非行ってみて!

文字ばかり…というか、文字しかありませんが、見応えがあると思いますので。

11月25日まで!(ごめん!)



***


司馬遼太郎の『峠』が映画化、2020年公開予定だそうです。

北越戦争か~。

山縣出るね。越の山風ね。時山…

栃木県矢板の山縣有朋記念館に行った時に、時山直八の遺品も展示されていました。

北越戦争の際に使っていた弁当箱や肩章もあって、これには驚いた。

色んな物が残っていますね。

こちらの記念館は小田原の古稀庵が、山縣が所有していた農場(山縣農場)に移築されたものです。


山縣は幾つか別荘を持っていまして、東京の椿山荘と新々亭(さらさらてい)。
小田原の古稀庵と皆春荘、 大磯の小淘庵、京都の無鄰菴。


先日無鄰菴の隣にホテルを建てるという計画があり、住民が反対しているというニュースが流れていました。

うわー景観台無し。台無し…

ちなみに無鄰とは、隣に家が無い、という意味です。

うん、どうなるのだろう。

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Comments 4

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ジゴロウ  

掛け軸、書簡で字が違うは、思いました。
言った人は忘れましたが、
「手本通りで面白くも何ともない」
はずの容保公の字が、アレ?と思いましたし、もしかしたら、あれがお手本通りで、自分がわからなかったのかも知れませんが…
筆記具で変わるんですかね?

そして、すきあらば眺めています。
特に大塩の檄文。
ありがとうございました。

2018/11/23 (Fri) 19:26 | EDIT | REPLY |   
ヒジハラ  
>ジゴロウさん

西郷については目にする度に同じ事を思います。笑
松平容保の筆跡は私は全然知らないのですが、展示されていた軸の字は思ったよりも力強い感じで、こちらも割りと意外でした。
しかし手本通りで面白くも何とも、だなんて。酷いなあ…

大塩の檄文、レアですよね。
大阪では昔大塩の展覧会などもあったようで(生まれる前かな…?笑)、その時には出ていたかと思いますが…
しかし全文掲載の上全文の釈文付きというのは、最近の図録にしては珍しいなと。

大塩と江川で図録送ろうと思い、容保さんは決定打でした。笑
お役に立てて何よりです。^^
あと会津系で簡単な冊子をお送りする予定です。
まだ私の手元に来ていないので、来週になりそうですが。

2018/11/24 (Sat) 11:08 | EDIT | REPLY |   
ジゴロウ  

おおお…
ありがとうございます…
戊辰150年活動ほぼ0が、ここに来て、ようやく報われた気がします。

そういえば、司馬遼太郎の峠が映画になりますが、ガタや時山も出ますかね。
岩村は早くも出演決定ですが、勇ましいガタが見れそうです。

2018/11/25 (Sun) 05:31 | EDIT | REPLY |   
ヒジハラ
ヒジハラ  
>ジゴロウさん

本当に数ページだと思いますので^^;
私も今年150年と意気込んでいた割には不発が多かったです。
思っていた以上に自分も冷めてた…笑

山縣時山は是非出て欲しいですね~
でも山縣めちゃ悪者にされそうな予感…
岩村はもう決まってるんですね!
まあしかし2020年上映なら、そんなに時間もないですしねえ。

2018/11/25 (Sun) 21:05 | EDIT | REPLY |   

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