「西郷どん」見ました、が。

が。笑(この時点で大体お察し)


※辛辣です。

読んでからのクレームは受け付けない(笑






「西郷どん」見ました。

雑なドラマだな。


そうやな。

2年前の壮大なハズレドラマの予感は当たってたわ。


初めてまともに…と言ってもあれこれしながら見たのですが、何と言うか、桐野を云々する以前に内容に耐え切れず禁門の変のあたりでお風呂に行った。

酷い…

最近の大河ってあんなんなんですか?

内容の酷さに本気で驚いたんだが。


いや、何と言うか…

私史実至上主義ではないです。

”ドラマ”であって史実をトレースしたものではないと分かっているのですけどね、大河は主人公アゲアゲだって分かってるんですけどね、目玉飛び出す程酷くてびっくりした。


西郷も、西郷以外の人物も随分描写が雑だなあ…

深みが欲しいとは言いませんが(そんなもん大河に期待しとらん)、びっくりするぐらい出てくる人物が薄っぺらいな。

幕末を生き延びた、幕末の政治史の舵を取った人物って、信じられない程の懐の深さの一方でえげつない政治(立ち回り)をするよ。

その政治的な駆け引きが、とても難しくて、でもとても面白いのが幕末史ですよ。

そしてその中で、またその陰陽のギャップの中で、男としての、人間としての魅力や生き方が光るのが幕末史ですよ。

佐幕派にしても討幕派にしても、素敵な人は本当に多い。


しかしながらそんなものはひとつもなく、義理人情に訴えているのがこのドラマですね。

藩の垣根を越えて周囲の人間がわーわーきゃーきゃー「西郷どん」「西郷どん何とかして」と言ってりゃいいと考えているんだろうか。

魅力のあるいい人、という一面だけで描こうとしているの?


今迄見ていないので何とも言えないし、言う資格はないだろうけれど、幕末のこの段階でのあの西郷の描かれ方を見たら、何となくこれまでも碌な描かれ方してねーだろーなーとは想像がつく。



それに”ドラマ”であっても時代劇ではなく歴史劇である以上、落せない部分があるはず。

そういう部分も随分雑に描いているように思いました。

八月一八日の政変⇒池田屋事件⇒禁門の変という幕末史上の重要事項の流れ位きっちり追えよ。

というか政変の話あった…?私が見逃したの?

突然池田屋事件が始まったような感じで驚いたのだけれど、あの感じだと池田屋も、禁門の変が何故起きたのかもよく分からないだろう。

何のドラマだよこれ。

しかも池田屋も慶喜が扇動したようになってたね。

禁門の変も会津が悪者のようになってたね。

凄い印象操作じゃない?あれ…

あの描かれ方のままだと、幕府が倒れても仕方ないよねー慶喜が悪いよねーみたいな話になりそう。

倒幕、討幕となったという結論からモノ見過ぎな気がする(というか倒幕と討幕の違いもなく終わりそう)。

特に会津なんて与えられた職務に忠実なだけだったと思うのだけれど、あの扱いはあんまりや。

佐幕派ファンの方、あれでいいんですか?(と聞きたい…


そして何故八月一八日政変の直後に桂が西郷に会いに行く。何故頭を下げる。

ないわ。

長州は政変で敗れて、京都を追い出されたんやで?

政治の主導権争いで長州を追い落としたの薩摩やで?

長州藩士がその薩摩を頼る?よりにもよって長州藩の内情を薩摩藩士にぶちまける?

桂を舐めてんの?(というか長州をバカにしとるんかと

そして長州は敵ではないとか言い出した西郷に本気で笑った。

薩会同盟はどうなったんや、西郷。

これ恐らく薩長同盟への引きもあるのだと思いますが、そうであるならこの辺りから長州人が口にするようになる「薩賊会奸」という憎悪の籠った言葉を軽く見すぎている気がする。

(そして薩長同盟で桂が分からず屋として描かれるのではなかろうか。もしくは坂本龍馬不要なぐらい物分り良すぎる人物として描かれるか)


総じて綺麗事のご都合主義にドン引きしました。

私、あのテイスト、無理…

このドラマの脚本家、恐らく幕末の政治の流れをよく分かっていないと思われる(原作の問題?)。

それだけではなさそうだけれど、結末に向かって話の辻褄を、「こうするのが話として綺麗」だと脚本家(もしくは原作者、NHK)が感じる方向に合わせようとしているように思う。


そもそも幕末は政治の変転が激しいので、ドラマで描くのは難しいです。

ややこしいので基本的な知識がないと、ドラマだけでは非常に分かり辛い。

それだけに昔は人気のない、低視聴率の代表のような時代だったんだぞ。

そうであるので、端折ったり差し支えない程度で話を変えるのは、ありだと思う。

ありだと思うけれども、これは無いわ…



まあ、大体



201410272.jpg



こういう感じでポカーンとして見ていた(笑

何処の世界の話をしているんだろう、これ…(感想)

一年かけて、一体何を伝えようとしているんだろうねこのドラマ。

突っ込み所が多すぎてどこ突っ込んでいいか分からない。

払った受信料でこれが作られてると思うと悲しい。



で、中村半次郎(大人)登場ということで。

イケメンでしたね、という以外何も言う事はごわはん…

めっちゃ自分で「人斬り」ゆーとったね。

「人斬り」って他称であって自称ではないと思うの。

そして繰り返しますが、中村半次郎が下手人だと判明している暗殺は赤松小三郎ただひとりです。

しかも天誅等ではなく、また個人的に行ったものでもなく、薩摩藩絡みと見て間違いないです。

この状態での他称って、普通に考えると人斬りとか暗殺者とかじゃなくて、剣豪ではなかろうか。

そして西南戦争(まで行きそうにないけど)は桐野が起こしたことになりそうですね。

西郷を思うあまり挙兵とか、そういうのになりそうだわ。あーあ…


しかも慶喜重臣の平岡さんを慶喜の身代わりって身代わりって…

何がどうしてこうなった…orz

身代わりも何も、平岡円四郎その人を狙っての暗殺じゃい!ええ加減にせい!

しかも(百歩譲って)助力を請う桂の立場で、下手人はあーたの藩の人斬り半次郎という噂とか、絶対に言わんじゃろー!

相手の心象悪くしてどうするww大草原不可避ってやつですよwww

慎重な桂がそんな悪手打つかw

犯人は水戸藩士だとわかっているので、恐らくその辺りドラマの後半にでもフォローがあったのではと思いますが(最後まで見てない


うむー…

何と言いますか、西郷隆盛その人の言葉を借りると、晋どんもうここらでヨカ、という感じですん。

本当に誰得なんだろうこのドラマ…


何が嫌いって、どんな内容であっても先人・歴史上の人物への敬愛を感じられないものが一番嫌いなのだけれど、私にとってはこのドラマ、その部類だわ。

時代考証の先生の意見がドラマ作成の場において聞き入れられないことが多いとはいえ、ホント、このドラマに名前入れてていいのかと思ってしまう。

というか聞き容れられないのに時代考証って必要なの?という抑々論…


そして軍賦役はぐんぷやくではなくてぐんふえきです。

読み方すら。

え、もしかしてこれも聞き入れられなかった系?漢字の読みもこうとか、もうどうなのとしかw


今迄一度も見てない録画は消すことにしました。

時間の無駄だ。

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2 Comments

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ジゴロウ  

佐幕派ならぬ會津派ですが、まあ、舐めてんな、と。
長州→降伏意志を示して無抵抗状態
會津→非道にも襲いかかる
結果→長州も薩摩も大人しく矛を収めたのに、台無しに。
そのため→攻められてもしょうがない。
て流れを作りたいんでしょうね。
會津にあんな徹底して出来る人がいたら、逆に欲しいくらいですよ。
そういえば、高崎正風も秋月先生もいませんでしたね。
最近の大河は、花燃ゆ、とか、ほんとに時間の無駄ですよ。

2018/07/25 (Wed) 20:41 | EDIT | REPLY |   

ヒジハラ  

>ジゴロウさん

こ、これが噂のスイーツ大河かと、あまりのお花畑に打ちのめされましたorz
確かに舐めてます。
そして幕末好き(含薩摩ファン)を一斉に敵に回しているとしか思えない。
本当に誰特なのかこのドラマ。

>攻められてもしょうがない

これは本当にそのような展開ですね。
幕府方のサゲが酷くてドン引きです。
同じ時代を扱うにしてもこれほどテレビ局として一貫性が無いというのも凄いと言うか、何というか。

やっぱり政変飛ばされてましたよね?
薩摩藩士の高崎すら出てこない展開って一体。笑
薩摩的には池田屋よりこちらの方がよほど重要だと思うのですが。

うーん、一体どういう方向に持って行きたいんでしょうこのドラマ…
薩摩藩の真骨頂のひとつは、政治の場におけるえげつない程の利害関係の見極めのシビアさだと思いますが、そういうのがまるでない。
本当に義理人情で終わる感じですね。
方向性を見失うどころか、そもそも方向性が無いのでしょうねえ。
こういうバリバリの政治史絡みの歴史物で、女性目線とか言い出すと碌なことにならないのに。
本当に過去の失敗から何も学んでませんね、このテレビ局。

2018/07/26 (Thu) 21:39 | EDIT | REPLY |   

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