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20 2014

禁煙同盟

月刊松下村塾。

吉田松陰の機嫌が塾生らが煙管を吸いながらその場にいない塾生の悪口を言っていた様子に悪くなった…
のに気が付いた吉田稔麿。とっさに煙管を折って一言、「タバコやめた!」
吉田松陰曰く

「一時の興奮で決めて良いの?一生手持無沙汰になるよ?」


https://blog-imgs-63-origin.fc2.com/m/u/r/murakumo1868/2014_08200239.jpg


その場にいた人は稔麿と同じように煙管を折ってまして、中には村塾の顧問的存在富永有隣も含まれます。
反駁して曰く

「先生は私たちの意志を疑うのですか!」

長州的といえば長州的(笑)

この話を聞いた翌日、高杉晋作も禁煙同盟に参加してます。
高杉は16歳の頃から喫煙していて、年長者に止めろと言われても止められず、この時点で既に3年目…

当時は今のように飲酒喫煙は20歳以上というルールはありません。
日本で未成年者の喫煙が禁止されたのは明治30年代、飲酒はどうだったかな…
ちょっと開きがあったと思うけど。

江戸後期だと喫煙率は非常に高くて、8~9割超の人が煙草を呑んでいたといいます。
97%っていう人もいる。

これは江戸オンリーの話かもしれないけど、煙草を吸う人は現代の私たちが思っている以上に多かった。
お客さんが来たらとりあえず煙草盆を進める、というのは、明治であってもなくなって久しい風習だったのではないかな~
そして女が煙草を吸うなんて…といった考えは近代以降だと思われます。
私も吸わないけどさ。


写真左端にどうしてもやめられないヤツもいた筈とありますが、そのどうしてもやめられなかったヤツは富永先生でした。
後日こっそり煙草を吸ってる所を高杉晋作(よりによって。笑)に見つかり、そして高杉は松陰先生に言いつけた。
コスいwコスいぞ晋ちゃんw

学問の妨げになるからタバコは止めて欲しいと思っていた。
諸君が気付いてくれて嬉しいよと、上から押さえつけないのが吉田松陰式。
いかにも松下村塾的なエピソードで、ちょっと笑ってしまう。
薩摩の郷中(ごじゅう)教育とはまた全然違いますな。


ちなみに富永は国木田独歩の『富岡先生』のモデルです。


…ちょっと懐かしい話を見たので書いてみたかっただけです。笑 
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2 Comments

ジゴロウ  

この辺りは、結構好きなんですけどね、なんで後になると…まぁ、あらぬ誤解もありますが。

司馬遼太郎の小説にもありましたが、白井小助とかの行動に胸がすくというか、やっぱり松下村塾時代って、なんだかんだで面白いですね。

2014/08/20 (Wed) 21:42 | EDIT | REPLY |   

ヒジハラ  

>ジゴロウさん

後になるとびっくりするほどエキセントリックですよね…
この辺りは本当に微笑ましいです^^;
しかしながらなんだかんだ言っても村塾に来ていた人たちは個性的で面白いです。

2014/08/20 (Wed) 23:05 | EDIT | REPLY |   

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