日露開戦後、山本は仮想水雷母艦日光丸の水雷長兼分隊長でした。何をしていたかと言うと、駆逐艦や水雷艦隊への魚雷等の供給、機雷の組立と補給という後方支援。当時の機雷組立は危険な作業で、原因不明の爆発で殉職する人も少なくなかったそうです。そんな機雷を沈置する将兵はしばしば戦功を立てるのですが、組立てる方はその功を認められることもないわけで。無いと困るのに、表には出てこない作業は認められにくい…山本の部下...