Para Bellum

明治・大正・昭和初期の軍人・政治家の話が多め。特に海軍と広瀬武夫、偶に江戸時代中後期/幕末

15 2017

150*坂本龍馬

今日は坂本龍馬のご命日なのですが、今年が没後150年になります。
幕末に興味を持ったのは長州(高杉晋作)からでしたが、面白いなと思ったのは司馬遼太郎の『竜馬がゆく』でした。
子供には長州の政治事情は難しかった…
『竜馬がゆく』から入って、土佐に興味を持ったかと言われるとそれが別にそうでもなく。笑
やっぱり長州が好きだったのですよ。


土佐は土佐勤王党の救われなさが暗くて好きではなかった。
武市半平太があまり好きでないというのもある。
土佐の志士を見ていると藩内の身分制の激しさと藩の後ろ盾のない中で活動する悲哀というか、悲愴感がすごいよね。
坂本龍馬と行動していた人たちからは、不思議とあまりそういう感じは受けないけれど。
池内蔵太は大好きです。何で船沈んだの…

**

龍馬繋がりでは最近以下のような記事が出ていました。

日経新聞(2017/10/30)
坂本龍馬、桂小五郎に敗れる 「幻の剣術大会」新史料か(別窓)

これあれですよ。色々と変遷が…
龍馬は本当に剣豪だったのかという話ですわ。
下の写真に写っているのは「北辰一刀流長刀兵法目録」。なぎなた…
この目録、私の中ではそもそも土居晴夫さんから始まっていて、それがこれ。→ absence(サイト)
土居さん(坂本龍馬の甥の孫/龍馬研究家)曰く、
「坂本龍馬は長刀の型の目録をもらっているのに、これがいつの間にか剣術の免許皆伝に⇒幕末の剣豪に」

そうしたら2015年にこの目録が出てきた(2000年以降行方不明であったそうです)。
それが下写真で、去年の没後150年 坂本龍馬展@京都国立博物館で展示されていました。
買った図録を見ると解説にははっきり「長刀の免状」とある(笑
確かに剣術じゃない。
長刀と剣は全然別モンだぜ…
しかし下の新聞の「龍馬の強さ 本物だった」という見出しを見ると剣豪だと思うよ。
(ただ下写真の史料は千葉道場の千葉定吉の発行で間違いないようで、余計にややこしい)


没後150年 坂本龍馬展@京都国立博物館 


その上でのこれですね。
坂本龍馬、桂小五郎に敗れる 「幻の剣術大会」新史料か

坂本と桂が安政4年3月、江戸の土佐藩上屋敷で行われた剣術大会で対戦し、2対3で龍馬が敗れたと記録してある史料が群馬県立文書館に保管されていることが確認されたという話。

この史料を調査されたあさくらゆうさん曰く(上記リンクより)、

「近年は龍馬の剣術が特に優れていたとする傾向もあるが、小五郎には負けたとある。
イメージではなく、本当の姿はどうだったのか考えていくことが大切だ」


>近年は龍馬の剣術が特に優れていたとする傾向もあるが

恐らくこの長刀の兵法目録に関してのことではないかと思われますが、マイルドに書かれてはいるものの龍馬ファンにとっては冷や水を浴びせるような一言でしょう。笑。


>イメージではなく、本当の姿はどうだったのか考えていくことが大切だ

そしてここですね。
全面的に賛同します(今まで何度か触れていますが私の広瀬武夫調査のスタンスもここにあります)。
後世の人間のこうあって欲しいという希望と小説的イメージに引きずられ過ぎるのもどうかと思う。

そういう事もあり以前磯田道史氏が大河ドラマに板垣退助をとか言っていたのを見てドン引きしたのですよ…
この方板垣のこと本当に知ってるのかしら。
カッコいい所も沢山あるし、純粋で悪い人ではないけれど、それが政治家として評価されるかと言われたらまた別の話である。


大隈重信も同様である。
大隈扱うなら、日本初の政党政治(大隈板垣の隈板内閣)のグダグダで、国民に「政党=党利党略しかない」という印象を国民に植え付けたことにも、対華二十一箇条の要求で日本を国際的な危機に追い込んだ事にも触れろよ(といつも怒りを覚えるのであった…


都合の悪いことに触れないまま、こういう人がああいうことを言うと、本当に信じる人が多いので困る。

14 2017

覚え書

軍歴証明書に取り掛かる前にブログで書きたかったことがいくつかあったのです。
このままだと忘れてしまいそうなのでメモ。

・財部彪と山本五十六の話@ロンドン海軍軍縮会議
・中野直枝の話

夏前にロンドン海軍軍縮会議に随行した新聞記者の話を読む機会がありまして。
一言で書けば56がうわあ…という感じ。
まあ、分かっていたけどさ(2・3年前にこのブログでも触れました)。
政治家、海軍どちらにも属さない第三者の目から見た日本全権と随員の内幕がどんな感じであったか。
山本も山口多聞もどうなのよとしか言いようがない。

山本の批判めいた話を書くとびっくりするようなコメントがつく事がありますが、こういうのを目にする度に人物を美化しすぎるのは良くないと思う次第であります…
海軍三羽烏や海軍善玉・陸軍悪玉論については阿川弘之と半藤一利のイメージが根付きすぎていて、それもどうかと思う。
私は昭和海軍の入り口が阿川弘之だったので、取っ掛かりの頃は海軍善玉だと思っていました。
陸軍も酷いと思うことが多いけれど、よくよく見たらどっちもどっちだわ。
入り口で偏ると後の修正が大変という実歴談。


中野直枝の方は小杉辰三の回顧談を読みまして。
小杉は海軍兵学校15期のハンモックナンバー2番。
日露戦争前に海軍を辞めて神戸製鋼の創設に関わったひとり。
幕末、鴉組の細谷十太夫の息子で、養父が小杉雅之進。
15期を調べていて数々の驚きがあったけれど、五指に入るわ、これ。
15期については浅野正恭(であったと記憶)が残している古い話もあり、書きたいと思うものがちらほらあります。


あとサイトの方は史跡だなー。
秋田・岩手・山形、鹿児島の一昨年の分から溜めてしまっているので、こちらも触りたい。
他にも触りたい所はあるし、あれもこれもやりたいことが沢山ある。
あるんだよ…
サボっているのではない(と言い張る。笑

*

久々にショッピングモールに出かけたらクリスマス一色で震えました。
そしてロフトに寄るとクリスマスグッズの隣に年賀状コーナー(大きめ)が設置してあってガクブル。
文房具売り場は楽しくていいですね。華やかで賑やかで。
特に欲しいものがなくても楽しい。

最近のヒットは0.38mmのボールペンで、これがとっても使いやすくてお気に入りです。
付箋も色々種類があって面白いなあと思いながら見ていると、イケメン付箋チックな戦国武将のステッカーが…(笑
う、うん…需要あるのか…あるんだろうな…
しかしながら最近のお買い物の中で最大のヒットは珪藻土バスマットなのであった。
1年くらい迷っていたのだけれど、お風呂上りの足元が本当に快適でもっと早く買えば良かった。



20171114_ 2 



今日頂いたディズニーのお土産。ミッキー柄~

かわいくて美味しい^^


20171114



そしてうちのわんこ。今日もかわいい(親バカ

11 2017

立見尚文 書簡10通発見

陸軍中将の書簡10通発見 日露の激戦を伝える(日経新聞 11/2)
桑名版「坂の上の雲」 桑名出身の陸軍大将・立見尚文の諸戸清六あての書簡が発見される ~ 大政奉還150年記念特別企画展で一般公開 ~ (桑名市 10/5)


書簡の宛先は桑名の豪商。
そのご子孫様が桑名市に寄贈した史料の中に含まれていたとの事。
書簡10通の内9通が日露戦争時のもので、黒溝台の戦い辺りに書かれた書簡もあるそうです。
桑名市博物館で今月26日まで展示。
この特別展(「幕末維新と桑名藩- 一会桑の軌跡-」)結構面白そうですので、興味ある方はどうぞー。
松平定敬の書簡は初公開になるそうです。

立見大将は未だにこれがどうなってるのかというのが気になる…
大阪、真田山にある陸軍墓地の親戚なの?というか養父なの?という方のお墓。
立見が養子に入った先の方なのではないか疑惑(長い)があります。
墓石には立見尚志(養父と同名)と刻まれていて、しかも三重出身になっていたのですよ。
どうなんだろう。

立見尚文 


そして立見は”立見大将”というより”立見鑑三郎”という方が私にはなんだかしっくり来るのです、実は。笑
土方歳三と一緒に戦っていた。
土方さんてどんな人でしたか、立見さん…
そして戊辰の戦い、北越戦争で奇兵隊を打ち破り、歴戦の奇兵隊参謀時山直八を討ち取ったのも立見になります。
このことで北陸道鎮撫総督府参謀であった山縣有朋が随分同胞から責められている。
山縣クラスの人間に
「お前はあの時俺の前から逃げていった」
とか言い放てた数少ない旧幕府軍側出身の将軍。

ついでに書けば、栃木県矢板に山縣有朋記念館(古稀庵)があります。
何年か前に行ってきたのですが(遠かった)、そこで時山の遺品を見まして。
やっぱり仲良かったのだろうなと思ったのですよ…
あそこには池田屋事件で亡くなった杉山松助の遺品もあって、幕末には長州から入った私としては色々と感慨がわく記念館でありました。


続きに拍手のお返事があります。

立見尚文 山縣有朋

10 2017

お知らせ(※大したことじゃない

サイトの仕様を少し変えました。
閲覧は相変わらずPCの方が多いのですが、当然ながらスマホも増加していて、今のままではちょっと…
現在サイトの画面は2分割して左側にメニューを出しています。
このせいでスマホ・タブレットだと、
①画面幅の制約でメニューが見られない
②画面右下の「TOP」に戻るスクロールボタンが効かない
致命的。笑(笑って
どうしようかと思いつつ放置していたのですが、とりあえず全画面表示でも見られるようにするかと。

◎INDEX
とりあえずフレーム画面(分割表示)とノンフレーム画面(全画面表示)の選択肢をつけました。
スマホ・タブレットの方はノンフレームの入り口をおススメします。

◎トップページ
上部にメニューのリンクを張っています。
フレーム画面から入っていても、こちらをクリックすると全画面表示になります。
更新案内の部分はスマホなどの小画面では大変見辛いですが、横向きで見るなど対処してくだされ…
直したいのだけれど、時間かかりそうなので。すまん。


◎Works(歴史)
少しスクロールすると、上部にワークス内のメニューが出てくるようにしました。
このブログと同じく上からぬるっと出てくるやつ(表現)
これはPC閲覧でも便利だと思いますのでご利用頂ければ。



20171110.jpg



とりあえずの応急処置ですが、まだ見やすくなったかと思います。
全面的に色々と変えられたらいいのですが、力不足で今そこまでは出来ないのでもう少し時間を下さい。
サイトもいずれSSL対応する心積もりでいますので、その時に何とかと考えています。
広い心でお付き合いくださいませ(すいません・・・
07 2017

つれづれ

ブログにまで中々手が回らなくてすいません。
この3連休はサイトの閲覧数が凄くて少し驚きました。
遊びに来た下さった方、ありがとうございます。
何かあればご感想など頂ければ喜びます。笑

週末に香川で祖父の法事があり、出来ている所までということで軍歴証明書ノートを母に持っていってもらいました。
私はわんこのお世話係として留守番である。そして仕事であった…

とても喜んでもらえたようで、従妹ちゃん(高校生)が凄く調べてあるけど、どうやってこういうの調べるのと言っていたらしい。
入り口を見つけたらそうでもないのだけれど、そんなもんかなあ。
反応を聞いていて、やっぱり私が調べないとこのままじーちゃんの戦歴が分からなくなりそうだなと。

そして年末には渡すって言ってきたからという無情な言葉と共に母が帰ってきました。
<◎><◎> ワカリマシタ(白目)
か、簡単に言うけどね…!
そのつもりではいるのだけれど、調べる方の身にもなっておくれ。

牟田口廉也の事を書かなければならないというのがちょっと…
いつもここで躓くのだ。
みさわちゃん(※昭和陸軍に大変詳しい彼女の専門は日清戦争に至る迄の外交でした…)とも話していたのだけれど、牟田口は本当に無理。

クソみたいな机上の空論であれだけの兵隊を殺しておいての、戦後の自己弁護には反吐が出る。
体が震えるわ…

大東亜戦争全般に関して思うことだけれど、大本営の机上の空論と誰も責任を取らない官僚体質には愕然とする。

驚くほどの無責任には、こいつらいったい何なのかと思うことが多い。
違う世界の生き物を見る目で見てしまう。

最も愚劣、最も無謀と言われたインパール作戦は大東亜戦争の縮図を見るようで本当に息苦しい。



みさわちゃんと『応仁の乱』読んだ?という話に…

私まだ読んでない!というか『観応の擾乱』の方が気になるのだ…!(笑

みさわちゃんは尊氏派(というか師直)。私は直義派。


「……」

「……」

「「…敵やな…」」


この話題ではいつもこうなる。笑